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Interview – Mayuko Fukasawa / Pilates Instructor & Farmer
SoëLのコレクション、「Origin」「Zodiac sign」「Lucida」。
今回これらのモデルをしていただくことになった深澤麻優子さん。
彼女は「今はたくさんのことにチャレンジしてみたいんです」といって、緊張しながらも撮影に参加してくれました。
彼女の肩書はピラティスインストラクターで、農家。
働き方が多様化している今、二足の草鞋は珍しくないかもしれません。
ですが、彼女と全く同じ肩書を持つ人はそう多くないはず。
そんな彼女に、撮影の合間にインタビューをさせてもらいました。
─ 現在のお仕事をはじめたきっかけを教えてください
もともとは地元の銀行に勤めていました。
学生時代にバレーを頑張っていたので、その経験から、バレー部のある銀行に就職をしたんです。
その後、農家である旦那さんとの結婚を機に、農家になりました。
それまで農業は未経験でしたが、お義父さんが葡萄のスペシャリストで。
一人前の農家になるべく鍛えていただいているので、私も今では葡萄の収穫だけでなく摘粒などもしますし、お義父さんには筋が良いと言っていただいてます(笑)。
※摘粒・・・葡萄の見た目だけでなく味を左右する大事な作業。一粒一粒に向き合う細かい作業で品質管理には欠かせない。
─ ピラティスの講師になったきっかけは?
知人がピラティス講師をしていたことです。
体を動かすことが好きだったので何気なくレッスンに参加したら気持ちも体もスッとして、自分にすごく合っていると感じました。
その経験から、もっともっと周りの人にも勧めたいと思って資格をとりました。
─ ピラティスのお仕事で大切にしていることは何ですか?
1人1人と向き合うこと。
無理に動かしたり強制をしないで、その人の目的や骨格に合った指導を心がけてます。
─お仕事を通して嬉しかった瞬間を教えてください。
レッスンを通して体の調子が良くなったと言ってもらえたり、心も体もスッキリしたと言ってもらえる時が嬉しい瞬間です。
ピラティスはもともとは負傷した兵士のリハビリのために開発されたエクササイズ。
頭や首、背中の正しいポジションを意識して動くことで、体幹が安定するようになります。
そうすると骨や筋肉の動きが正確になって、体のパフォーマンスがアップする。
けがや故障の防止にもつながります。
ピラティスは体幹を整え、心身ともに整えることを目的として体を動かします。
心も体もすっきりした感じるということは、きちんと動かしたい箇所を意識して動かせたということなんです。
─今後どんな活動をしていきたいですか?
地元である山梨で、まずは身近な人から少しずつピラティスの良さを伝えて、どんどん広めていきたい!
今はいろいろと考えるところがあって、レッスンは一時的にお休みをさせていただいてます。
ですが、これは今後もっともっと理想のレッスンをしていくため。
勉強と充電の時間をとって、今よりも知識や経験を深めたうえで、活動を再開していきたいです。
─SoëLは「心地良さ」をコンセプトに掲げています。
最近深澤さんが「心地良さ」を感じた瞬間を教えてください。
朝晩が涼しくなり過ごしやすくなったこと。
スッと吹く風の涼しさに季節の移り変わりを感じました。
私の地元である山梨は、暑さで日本一になることもしばしば…
葡萄や桃は、昼と夜の寒暖差のある土地の方が美味しくできると言われていますが、本当に暑さが厳しいんです。
今年は夜になってもなかなか温度が下がりませんでしたが、やっと虫の声が聞こえて、涼しくなってきました。
─深澤さんがジュエリーを着ける理由は?
ジュエリーはたまに着けます。
仕事柄、いつもという訳にはいきませんが…シンプルだけど存在感があるものに惹かれます。
ジュエリーを着けことで、見た目だけじゃなくて、気持ちもキラキラとしてテンションがあがります。
気持ちを盛り上げるスイッチみたいなものかもしれません。
Mayuko Fukasawa (深澤 麻優子)
山梨県出身。結婚を機に農家に転身、その後ピラティスインストラクターの資格を取得。
ピラティスは個人レッスンを中心に、公園などでも開催。
現在は一時的にインストラクターを休業中。
今後は様々な経験をし知識を深め、地元を中心にピラティスを広めていきたい。
自身も手伝っている農園はシーズンによって農作物は変わるが、主に葡萄のシャインマスカットやすももなどを生産。
■Instagram Mayuko Fukasawa
■Instagram セニョール農園
Special thanks!
■HAIR & MAKE-UP/YUMI NAKAJIMA
■STUDIO/B.A.L BEAUTY LABORATORY
PHOTOGRAPHER/MURATA/SoëL
TEXT/OTAGIRI/SoëL